大津あきらが生まれ育った、青い海と夕日が美しい山口県長門市仙崎。
かけがえのない青春時代を過ごし、作詞の原点であるこの故郷を、生涯を終えるまで大切に想っていました。
あきら本人だけが歌う特別な歌があります。「漁場抒情(原題:少年)」は、ふるさと仙崎への慕情が切々と詩われています。

漁場抒情 歌詞

もう遠い昔のことだけど
僕はこの町に生まれ育った
澄んだ海と青い空に
きっと満足していた

周りの人を気にすることなく
毎日毎日手ぶらで過ごした
君もいなくて悩むことも
苦しむことも全くなかった

こどもたちは笑いながら
町中ぐるりと駆け巡り
魚は泳ぎカモメは飛んで
誰もが皆な思い出を作った

仙崎のさわやか海岸

中村雅俊の「心の色」

お母さんと二人で、萩へ向かうときに見た夕日が素敵だったので「心の色」というタイトルが思いついたそうです。

そんなあきらの故郷愛をわたしたちが受け継ぎ、あきらの詩を通じて、仙崎の人たちの心に明かりを灯したい、長門市の誇りとして次世代に残したいという想いを持って活動をしています。

これまでの活動

歌碑の建立

大津あきらが急逝した翌年の1998年3月、地元仙崎では、その死を残念がった同級生の仙崎中学校第18期卒同期会のメンバーが、歌碑の建立を考え付きました。
最初に選んだ歌詞が「少年」(のちの漁場抒情)でした。
あきらが仙崎の町に拘って書いた詩だからです。

皆あきらと同じ時間をこの仙崎で過ごしたのです。
その後、あきらとのつながりのある人たちが次々と仙崎のあちこちに歌碑を建て、現在4つも建っています。あきらの代表作となった「漁場抒情」、「心の色」、「輝きながら」、「for you…」の歌碑です。

2021年には中村雅俊さんが、民放の番組で萩・長門を訪れる企画で、大津あきらが好きだった夕日の落ちる仙崎の海岸と歌碑の前でギターを弾きながら「心の色」をしみじみと歌いました。
「心の色」歌碑の横には中村雅俊さんのあきらへの想いが刻まれた石碑があります。